記事内に広告が含まれています。

コルトスナイパーおすすめはBB?SS?XR?選び方とそれぞれの違いを徹底解説

ショアジギングを始める当たって調べていくと一度は目にするコルトスナイパー。デザインにも優れており釣り人なら一度は手にしたくなるロッドですよね。

しかし、実際に見てみると値段の振れ幅が大きく数多くのモデルが出ていてどれを買うかわからなくなってしまいます。

この記事では、選択肢として選ばれがちな3機種を徹底的に比較してどれを購入するべきか実際に利用した経験をもとにおすすめの機種を紹介します。

コルトスナイパーBB・SS・XRのスペックを比較

コルトスナイパーはショアジギングを行う専用のロッドですが、それぞれの値段帯に応じて使われているテクノロジーなどが使われています。しかし、それゆえに値段の違いが大きくどれが良いものなのか
どれを選べば良いのかわからなくなってしまいます。

まずは基礎スペックを理解しておきましょう。

機種BBSSXR
テクノロジーハイパワーXスパイラルX
ハイパワーX
スクリューロック
Vホールドフロントグリップ
スパイラルコア
ハイパワーX
ナノピッチ
スクリューロック
CI4+
価格帯(メーカー公式)22,000~25,600円30,500~34,500円43,400~49,600円

ロッドによって使われているテクノロジーで大きく値段と性能が変わってきます。
大型の魚とファイトする機会が『多い』もしくは『多くなるかも』という方はSSやXRを選ぶのが失敗しずらくなります。

BBは魚のデカさを問わず釣りたい方向け
SSは大きいものもかかる可能性のある磯にたまに行く方向け
XRは磯などでも釣りをする可能性がある方向け


シマノが誇るテクノロジー詳細はこちら

スパイラルXとは?

ロッドの縦繊維の内側と外側にカーボンテープをX状に貼ることで三層構造化してねじり剛性を高めています。

ねじれないことでロッドの振り抜きやキャスタビリティ(コントロール)が向上したり
パワーが向上しています。

SHIMANOのロッドの基本構造としてよく使われるテクノロジーです。


ハイパワーXとは?

スパイラルXの外側についているものでカーボンテープをX上に巻きつけてキャスト時やファイト時の
ロッドにかかるねじれをを押さえ込む構造になっており
アングラーが曲げたい方向にブランクスを保てるようになっています。

魚とのファイトをする際に、よりパワーと魚に主導権を与えずにファイトすることができるようになります。


スパイラルXコアとは?

SHIMANOの独自設計と製造で曲げたり捻ったり潰れたりする方向に力がかかっても破断しずらい高強度化を徹底追求したブランクス。

メーカーの公式の数字では
ねじり強度1.4倍
潰れ強度2.5倍
という高強度性を確保しています。

スパイラルXにさら高強度樹脂を使ったカーボンテープをを使うことでこれのパワーを実現しています。


ナノピッチとは?

ブランクスの焼き上げ工程で整形テープのラッピングをするのですが細かいピッチ(ナノピッチ)ですることにより均一に圧力がかかり負荷が分散するので高強度になるように仕上げているテクノロジー。

メーカーの見解としては外観にも見える部分なので上質感のある外観デザインを描きますということでした。


スクリューロックジョイントとは?

繋ぎ目の部分が抜けにくいようにするためのもので、
ネジのように締め込みが可能で
繋ぎ目を外す際には反回転させることでロックを解除することが可能です。

これがあることで遠投時にロッドが抜けてしまい飛んでいってしまうような事態を防ぐことができます。
差し込みが甘いと実際に飛んでいってしまうことがあります。

スクリューロックジョイントは抜けにくくなる一方で消耗するようですぐにダメになってしまうという声をネットでは見かけます。
筆者の実体験は2024年6月に購入して月に数回釣行で利用していますが、2025年の9月現在でも問題なく使えており特にダメになってしまうような感じはありません。

念の為、ワックスを利用しているおかげかもしれませんが、ダメになるのが怖い方はぜひ使ってみてください

スミス(SMITH)
¥698 (2025/09/29 19:09時点 | Amazon調べ)
\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場

Vホールドフロントグリップとは?

フロントグリップ(リールより前側)の部分がV字のような三角形をしており、パワーをかけやすくなっています。

丸型では指にかかりにくいですが、三角形なのでより指に引っかかりやすいのでパワーが入り魚とのファイトを楽にしてくれます。


CI4+とは?

カーボン繊維によって強化されたSHIMANO独自の素材CI4の強化版
樹脂と比べて軽量で高強度を保つのでパワーと軽量性を確保することができます。

SHIMANOでは多くのテクノロジーが使われており、パワーの出し方などが違います。
多く入っていれば入っているほどパワーのあるロッドになりますが、値段も当然高くなります。
そこでここからは各モデルごとどれがいいのか紹介していきます。


コルトスナイパーBBがおすすめの人

コルトスナイパーはメーカー価格を見ても
圧倒的に安くSSより1万円ほど安くXRと比べると約半額と非常に安いのがわかります。

しかし、安いということは他のモデルより機能が少ないのも安いモデルの特徴です。
BBではハイパワーXのみ導入されています。

コルトスナイパーBBが向いている人は、

  • 年に数回の釣行や数ヶ月に一度釣行に行く方
  • メインロッドとは別にライトタックルが欲しい人
  • とりあえず試したい・やってみたい人
  • 大型の回遊魚がほぼないフィールドでやる方(湾内など)

逆に向いていない人は、

  • 大型の回遊魚を含むフィールドで釣りをする方
  • メインロッドとして色々な魚を釣りたい方
  • メインタックルで2本目3本目として持ちたい方
  • 操作感を求める方

上記のような方は購入はお勧めできません。

BBはハイパワーXが導入されていますが、まだまだパワーが他のSSやXRと比べるとパワーの弱さを感じてしまいます。
なのでメインタックルとしてヘビーユースをする場合、不意な大物などをかけた場合に対処ができないもしくは・しづらくなってしまい、
釣りを楽しめず、ラインを切られてしまったりして魚にも針やラインを残したままにしてしまいます。

反面、小型や中型の回遊魚を狙う・年に多くの釣行をしない方には非常におすすめのロッドです。
値段を重視して安いモデルが欲しい!予算を抑えたい!という方にはとりあえずBBでOKと言えるくらいできあがったモデルです。

BBを購入する方は、釣行回数が少ない方や小型中型回遊魚をメインに狙う方におすすめ!
硬いモデルを使えば大型回遊魚ともファイトできますがSSやXRを使う方が無難

メインロッドとしてヘビーユースをしたい
大型の回遊魚を狙うかもしれない
という方には次のSS以上がおすすめ!


コルトスナイパーSSがおすすめな人

コルトスナイパーSSはBBと比べて大幅に導入されたテクノロジー数が増えており、パワーや操作感などが大幅に上がっています。値段についてもメーカー公式価格では1万円前後違いますが、Amazonなどをみると値段の差があまり大きくなく、予算が許すのであればSSを選んでおくと幸せになれそうです。


コルトスナイパーSSがおすすめな人は

  • BBを購入検討しているが予算が許す方
  • 大型の回遊魚が回る可能性のあるエリアや情報を得ている方
  • より釣行回数が多い方(月に1回や2回など)
  • 2本目や3本目の予備タックル・ライトタックルとして使いたい方

コルトスナイパーSSが向かない方

  • 釣行回数が月に10回前後行かれる方
  • 大型の回遊魚を狙う方

SSは中間グレードなこともあり、非常にスペックと値段のバランスが取れたモデルです。
なので、あまり向かない方も多くなく始めてみたい方には手放しでおすすめ!と言えるモデルでもあります。
実際、筆者の周りでもSSを使う方はいますがロッドのパワー不足などを訴える方はおらず、
また、ロッドの操作性についても問題なく使えています。

まずはどれがいいかわからない方でこだわりが特になければ、コルトスナイパーSSから始めてみるといいかもしれません。

コルトスナイパーSSがおすすめなのは、釣行回数が月に数回程度の方や大型の回る可能性があるフィールドで釣りをする方
逆に向いていない方は、大物を狙いに行く方や釣行回数が月に10回前後になってくるような方にはあまりお勧めできません。

万人にお勧めで始めて一本はSSからのスタートが安定

シマノ(SHIMANO)
¥24,182 (2025/09/29 17:52時点 | Amazon調べ)
\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場

コルトスナイパーXRがおすすめの人

さらに上のグレードがありますが悩む3機種の中では最上位グレードのモデルです。
値段もBBと比べると約2倍にまでなりますが、性能差は明らかになります。

パワーや操作感が高くなる一方で値段も高くなり仮に予算が許すのであれば、このロッドを買っておけばほとんどのフィールドで大型の回遊魚とファイトすることができるようになります。

コルトスナイパーXRがおすすめの人は

  • 大型の回遊魚を狙うことを視野にロッド選びを検討している方
  • メインロッドをお探しの方
  • 頻繁に釣りに行く方

コルトスナイパーXRがおすすめできない人は

  • 釣行回数が少ない方
  • 高スペックを求めない方

非常に高価なロッドなので、釣行回数が少ない方は特に検討が必要です。
ショアジギングは他にもお金のかかる釣りなので、ロッドを高価なものにすればOKというわけではなくリールなども剛性の高いモデルを選ぶ必要があるので慎重に選ぶ必要があります。

しかし、予算が許せばXRは操作感やパワーに申し分がなくジグのボトムについた感覚や底の質感までわかりやすく、『魚をかければ浮かせたい場合には浮かせる』ことができたり『魚の急な動きにもロッドが勝手に合わせて動いてくれるのでバレにくい』といった特性を持つロッドです。

コルトスナイパーXRがおすすめなのは、メインロッドとして大型の回遊魚を狙う方などにおすすめ!予算が許すのであれば、購入するのもおすすめ!

しかし、年に数回の釣行しかしないという方や高スペックを求めない方には高価なロッドなのであまりオススメできません。
数回の釣行であればSSがオススメ


コルトスナイパーBB・SS・XRの選び方まとめ

結論
SSは誰にでもおすすめでとりあえず迷ったらSSがオススメ!
しかしよりやすく抑えたい方にはBB
大型の回遊魚を狙いたい方はXRがオススメ!

しかし、安くて大型の回遊魚を狙いたい・釣れるかもしれないフィールドに行く方はSSを持っておきましょう。

釣行回数が少ないのであれば、BBでも問題ありません。
BBでも大型の回遊魚は釣れます。
しかし、釣りにくくバレる可能性やラインを切られる可能性が他のモデルより高いのでオススメしていません。

XRは大型の回遊魚を含めて狙いに行く方や、釣行回数が多い方にオススメ!
金額も高価なので、無理に購入する必要はありませんが買えるのであれば購入すると不満点なく快適に釣りを楽しむことができます。

ぜひこの記事を参考にどのロッドがいいのか検討してみてください!