登山に適したフリースの選び方
登山での防寒対策としてフリースは欠かせません。しかし、適切なフリースを選ばないと「蒸れる」「動きにくい」といった問題が発生することも。ここでは、登山に最適なフリースの選び方を解説します。
1. 通気性の高い素材を選ぶ
フリースは保温性に優れていますが、通気性の悪いものを選ぶと汗をかいたときに蒸れてしまいます。登山では「グリッドフリース」や「ハードフェイスフリース」など、通気性と保温性を両立した素材を選ぶのがポイントです。
2. 軽量で動きやすいものを選ぶ
登山では長時間の歩行が求められるため、軽量でストレッチ性のあるフリースがおすすめです。薄手でフィット感のあるモデルを選ぶと、アウターとのレイヤリングもスムーズになります。
3. 汗をかいても乾きやすい速乾性
フリースの中には吸湿速乾性に優れたものがあります。特に「ポーラテック」などの高機能素材を使用したフリースは、汗をかいてもすぐに乾くため、快適に登山を楽しめます。
登山中に蒸れにくいフリースのポイント
「フリースは暖かいけれど、登山中に蒸れるのが気になる…」という方は、以下のポイントに注意しましょう。
1. ベンチレーション付きのモデルを選ぶ
フリースの中には脇の下や背中部分にベンチレーション(通気口)があるモデルがあります。汗をかきやすい箇所の通気性が確保されることで、蒸れを軽減できます。
2. 薄手のフリースをレイヤリングする
厚手のフリース1枚ではなく、薄手のフリースをベースレイヤーの上に重ねることで、温度調節がしやすくなります。蒸れを防ぎつつ適度な保温性を確保できます。
3. 撥水性のあるフリースを選ぶ
外側が撥水加工された「ハードシェルフリース」や「ソフトシェルフリース」は、外気の影響を受けにくく、汗による蒸れを抑えやすい特徴があります。
登山やキャンプにおすすめのフリースモデル
ここでは、登山やキャンプで活躍する蒸れにくいフリースを紹介します。
1. パタゴニア R1 エア フルジップフーディ
- 特徴
通気性と速乾性のバランスが良いモデル。
R1シリーズにはサーマルやエアなどあり こちらのモデルはR1エアというモデルで通気性に優れます。
アウターを着ることで保温性を高めながらフリースでは蒸れを対策して利用することができます。
- メリット
軽量で速乾性を持ち合わせているので蒸れを対策しやすい。
キャンプで利用する場合は、速乾性などに優れますが保温性の高いモデルではないので夏前後の暖かいタイミングがおすすめです。
- おすすめポイント
グリッド構造により汗をかいても快適。

2. モンベル クリマプラス 100 ジャケット
- 特徴
軽量で速乾性に優れながら適度な保温性を兼ね備えています。
クリマプラスには何種類かありますが、一番薄いモデルです。アウターを着ることが前提であれば薄手でレイヤリングがしやすいのが特徴です。 - メリット
リーズナブルな価格と保温性能と通気性能
- おすすめポイント
キャンプや普段使いにも最適
3. ノースフェイス エクスペディショングリッドフリースジップアップ
- 特徴
柔らかな毛足のグリッドフリースで適度な保温性と通気性を兼ね備えたジップアップ中間着。
フリースを構成する繊維には、通常のポリエステル繊維に比べて1/2の軽量性を誇る、8本の突起を持つ中空繊維を使用。薄手ながら空気を溜めやすく、保温性があります。また、ウエア全体のストレッチ性と摩耗強度を向上。
長めのフロントジップを使うことでアウター内の温度を調節しやすい。
袖にはグローブ着用時に便利なサムループを設けています - メリット
サムループがついているのでグローブをつけても手首が露出しにくいです。
- おすすめポイント
登山だけでなくキャンプでも活躍。保温性が優れながらフロントジップが長いので温度調整がしやすいため多くのシーズンで利用可能

まとめ
登山用フリースを選ぶ際は、通気性・軽量性・速乾性に注目することで、蒸れを防ぎながら快適に着用できます。登山だけでなく、キャンプでも活用できるモデルを選ぶと汎用性が高くおすすめです。自分の登山スタイルに合ったフリースを見つけて、快適な山登りを楽しみましょう!