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【2〜4万円】釣り用ポータブル電源おすすめ6選|夜釣りに必要な容量はこれ!

釣り用のポータブルバッテリーの選び方を解説する記事 2万円から3万円程度のもの

夜釣りの装備を一通り揃えたあと、多くの人が最後に行き着くのが「電源」の問題です。

ランタンのバッテリーが朝まで持つか不安。スマホの残量を気にしながら潮見表を開く。冬は手がかじかむ。 ——そこでポータブル電源を調べ始めるわけですが、検索して出てくるのは10万円を超えるモデルばかり

結論から言います。
夜釣りで照明とスマホしか使わないなら、2〜4万円のエントリークラスで完全に足ります。
 むしろ10万円クラス(大容量ポータブルバッテリー)は重すぎて、釣り場まで運ぶ気になりません。

この記事では、夜釣りで実際に使う機器の消費電力を積み上げて「何Wh必要なのか」を計算し、 その答えに合う2〜4万円のモデルを6機種比較しました。

逆に「買わなくていい人」についても正直に書いています。

ryuki

5歳にして渓流釣りに父親と祖父とデビューしわからないながらに釣れたイワナに魅了されそこから釣りの世界にハマってしまい早 20年
現在では
渓流ルアーやショアジギング・ヒラスズキゲームなどに熱中

過去にはバス釣りにハマり長野県から霞ヶ浦まで自転車で高校生の春休みで1週間のテント泊をしながら遠征に

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  1. 結論:釣りに使うポータブルバッテリー用途別に必要な容量はこれだけ
  2. なぜ『200Wh〜』で足りるのか
    1. 夜釣りで使う電気は、思っているより少ない
    2. ポータブルバッテリーの軽さが非常に重要!
  3. 夜釣りの消費電力を計算してみた
    1. LEDランタン
    2. ヘッドライト
    3. スマホ
    4. 集魚灯・LED投光器
    5. 電気毛布・ヒーター(冬)
    6. 【合計】一晩10時間の消費電力
    7. 注意:カタログの容量は、そのまま使えない
  4. 釣り用に選ぶときの5つのポイント
    1. ① 容量より先に「重さ」を見る
    2. ② シガーソケット(DC12V)出力があるか
    3. ③ 防水性能は「ない」前提で考える
    4. ④ リン酸鉄リチウム(LiFePO4)を選ぶ
    5. ⑤ 冬の低温で使えるか
  5. 【比較表】2〜4万円のポータブル電源6機種
  6. 釣り用ポータブル電源おすすめ6選
    1. ① Jackery 240 New ─ 迷ったらこれ定番ポータブルバッテリー
    2. ② EcoFlow RIVER 3 ─ とにかく安く・コスパを求めるポータブルバッテリー
    3. ③ EcoFlow RIVER 3 Plus ─ 集魚灯を使うなら最低でもこの容量
    4. ④ Anker Solix C300 ─ ポートの数で選ぶ
    5. ⑤ BLUETTI AC2A
    6. ⑥ Jackery 300 Plus ─ ソーラー併用・連泊向け
  7. 釣種別・ポータブル電源の使いどころ
    1. アジング・メバリング ─ 一番相性がいい
    2. タチウオ ─ 集魚灯を使うかどうかで分かれる
    3. イカ(エギング・ヤリイカ) ─ 集魚灯の消費が読めない
    4. ワカサギ ─ 直結はできません(要注意)
    5. 磯・遠征 ─ 持てるかどうかがすべて
  8. こういう人は、ポータブルバッテリーを買う必要なし!
    1. 堤防で数時間だけ/年に数回しか行かない
    2. ランタンとヘッドライトしか使わない
    3. 冬に電気毛布を使いたい人
  9. 海でポータブルバッテリーを使うときの注意点
    1. 塩害対策は「置き場所」で8割決まる
    2. 濡らしたら、すぐに使わない(ショート対策)
    3. 冬は結露に注意
    4. 車に積みっぱなしにしない ← 釣り人が一番やりがち
  10. 往復の車で充電するという運用方法
  11. ポータブルバッテリーは釣り以外でも使える
  12. ポータブルバッテリーを安く買うタイミング
  13. ポータブルバッテリーについてよくある質問
  14. 釣り用ポータブルバッテリーのまとめ

結論:釣りに使うポータブルバッテリー用途別に必要な容量はこれだけ

使うもの一晩(10時間)の消費必要な容量の目安価格帯
ランタン+ヘッドライト+スマホ約80〜100Wh200Wh〜2〜4万円 ◎
上記+集魚灯(30W級)を5時間約230〜250Wh300Wh〜3〜5万円
上記+電気毛布を8時間約400〜550Wh700Wh〜7万円〜
車中泊で連泊・調理家電も800Wh〜1000Wh〜10万円〜

2〜4万円のエントリークラス(200〜290Wh)が守備範囲なのは、上から1〜2番目まで。
 電気毛布を使いたい人は、この価格帯では足りません。
ここを間違えると確実に後悔します。

『大は小を兼ねる』などと言いますが、釣りやアウトドアにおいてはそうとは限りません。
釣り場やアウトドアのフィールドに持ち運ぶことを考えると
必要量をカバーできる容量以上は負担になってしまう場合があるので
判断は慎重に行う必要があります。


なぜ『200Wh〜』で足りるのか

釣りにおいてポータブルバッテリーはなぜ、200Wh程度で足りるのでしょうか?

夜釣りで使う電気は、思っているより少ない

キャンプと違い、夜釣りは調理をしません。電気を使うのは基本的に照明と通信だけです。

しかも釣り用のLEDランタンやヘッドライトは、そもそも本体にバッテリーを内蔵しています。 ポータブル電源の役割は「本体を動かすこと」ではなく、「切れたときに充電し直せること」。 つまり必要なのは大容量ではなく、手軽に持ち出せるサイズです。

ポータブルバッテリーの軽さが非常に重要!

ポータブルバッテリーを堤防や磯など釣り場まで、タックルボックス・ロッド・クーラーボックスを担いだ上持っていくのは装備の重量が重くなり、大変です。

釣りをするにあたり釣り場まで安全に行けることも重要な要素です。
夜間で視界がわるく危険が伴うので装備の軽量化も視野に入れてポータブルバッテリーを選びましょう。

容量重量の目安
200〜290Wh(2〜4万円)3.5〜4.7kg
700Wh前後(7〜10万円)8〜10kg
1000Wh超(10万円〜)11〜15kg

10kgの電源は、車から降ろした時点で持っていく気が失せます。
 車中泊メインで車から出さないなら大容量もアリですが、歩いて釣り場に入るなら4kg前後が現実的な上限です。


夜釣りの消費電力を計算してみた

19時〜翌5時(10時間)の釣行を想定します。
装備によって必要なバッテリー容量が異なることも当然ですが、
各装備ごとに必要な電力・容量をチェックしておきましょう。

LEDランタン

釣り用の小型LEDランタンは5000mAh(=約18.5Wh)クラスが主流です。
最大光量で使い切っても18.5Wh。
実際は中光量で使うので、そこまで大きな電力を使うわけではありません。

またランタンのためだけではあれば、モバイルバッテリー(スマホ用など)も視野に入ってきます。

LEDランタンについては別記事でまとめてありますので、
もし気になる方がいればこちらの記事を参考にしてみてください。

ヘッドライト

釣り用ヘッドライトは2600mAh(=約9.6Wh)前後。
水面を照らしてしまうと魚が散ってしまうので基本点けっぱなしにはしません。
一晩の充電需要は10Wh程度です。

先ほどのランタンと違い、必要なタイミングのみで使うことが多い機材のため、
必要電力が少ない機材でもあります。

釣りにおすすめのLEDヘッドライトもまとめた記事がありますので
釣り用にヘッドライトが欲しいという方はこちらも参考にしてみてください

スマホ

潮見表、天気、ナビ、釣果の撮影。夜釣りではスマホの消費が跳ね上がります。

スマホのフル充電1回あたり15〜20Wh、一晩2回充電するとして約40Wh

一晩に何回フル充電するかは、皆様のスマホ次第ですが
実際1回程度のフル充電が多く
そこまでの容量が必要というわけではありません。

集魚灯・LED投光器

ここで一気に跳ね上がります。
LED投光器は20〜50W級が主流。
30Wのものを5時間使うと150Wh
LEDランタン・ヘッドライトとスマホの合計を軽く超えます。

集魚灯は、必須の装備ではありませんが
あることで釣果が上がることがあります。

そのため、もし使われるのであれば、
300Wh程度以上のものがあると安心して利用することができます。

電気毛布・ヒーター(冬)

最大の消費源です。
 電気毛布は30〜55W。8時間使うと240〜440Wh
2〜4万円クラス(200〜290Wh)ではまったく足りません
冬に暖房を使う前提なら、最初から700Wh以上を検討してください。

暖房器具を使う前提がなければ、
低価格帯のものでも充分に利用することができます。

【合計】一晩10時間の消費電力

パターン内訳合計
A:照明+スマホランタン40+ヘッドライト10+スマホ40約90Wh
B:A+集魚灯5時間90+150約240Wh
C:B+電気毛布8時間240+320約560Wh

注意:カタログの容量は、そのまま使えない

ポータブル電源はACコンセント経由で使うとき、インバーターでの変換ロスが発生します
実際に取り出せるのは定格容量の80〜85%程度と考えてください。

つまり256Whのモデルなら、実際に使えるのはおよそ210〜220Wh

これを踏まえると:

  • パターンA(約90Wh) → 200Whクラスで2泊分の余裕あり。◎
  • パターンB(約240Wh) → 256Whでは実効210Whなので足りない。290Wh級でもギリギリ。△
  • パターンC(約560Wh) → 完全に不足。この価格帯では諦める。×

釣り用に選ぶときの5つのポイント

一般的な「ポータブル電源の選び方」とは、見るべき順番が違います。
車中泊やキャンプなどは水辺での利用が少ない・持ち運ぶことがあり
通常のアウトドアとは使い方が異なるので
釣り用の選ぶポイントが重要です。

① 容量より先に「重さ」を見る

釣り場まで歩くなら4kg前後が上限です。
容量を10%増やすより、1kg軽い方が実用上は価値があります。

しかし、堤防で車が横付けできるところでしか釣りをしないというなら
容量を大きくするのも選択肢の1つになります。

沖磯に出たり、地磯で歩く必要がある場合など
移動が多いのであれば軽量性をみるのも重要です。

② シガーソケット(DC12V)出力があるか

集魚灯やLED投光器には、AC100Vではなく12Vのシガープラグで動くものが多くあります。
このときAC経由で使うと変換ロスで無駄が出るため、シガーソケット出力があるモデルの方が効率が良いのです。

将来的に集魚灯を使う可能性があるなら、ここは必ず確認してください。
今回紹介する6機種はすべてシガーソケット出力を備えています。

また、車で使うスマホの充電器なども接続ができるようになるため、
USBポートが開くので他の機材を充電できるようになるのも重要なポイントです。

③ 防水性能は「ない」前提で考える

これが釣り人にとって一番大事な話です。

まず前提として、この価格帯のポータブル電源に防水規格(IP等級)を持つものは、ほぼ存在しません。
 「アウトドア向け」と書かれていても、中身は精密な電子機器です。
水がかかれば壊れます。

さらに海釣りでは、直接の水しぶきより「塩を含んだ湿気」が効きます。 
塩分は端子やポート部分に付着して残り、時間をかけて腐食を進行させます。
一度濡れて乾いても、塩は残り続けるためです。

対策は製品選びではなく、使い方で解決する必要があります。
ポータブルバッテリーを購入する際には、製品の容量やスペックだけではなく
使う時に綺麗・製品を長く使えるようにその他の製品を購入する余力なども残しておきましょう。

  • 防水バッグ・ドライバッグに入れて運ぶ(これが最も確実)
  • 使用中はクーラーボックスの上など、地面より高い位置に置く
  • 波しぶきのかかる方向に背を向けて置く
  • 釣行後は必ず乾いた布で全体を拭き、ポート部分を乾かす

④ リン酸鉄リチウム(LiFePO4)を選ぶ

今回紹介する6機種はすべてリン酸鉄リチウムです。従来の三元系リチウムと比べて:

  • 寿命が長い(3,000〜4,000回の充放電で容量80%を維持)
  • 熱暴走しにくく安全性が高い
  • 同容量なら少し重いが、その差はこのクラスでは僅か

年に数回しか使わない釣り人にとって、寿命の長さは特に効きます
数年放置しても劣化しにくいのが特徴です。

また、こちらのモデルは発熱などによる熱暴走が起こりづらいため
火災のリスクなど通常のリチウムバッテリーのモデルより低く抑えることができます。

しかし、リン酸鉄リチウムはデメリットがあるので次の章を必ず読んでください。

⑤ 冬の低温で使えるか

冬の夜釣りを考えているなら、これは知っておくべきです。

リン酸鉄リチウムは低温に弱い性質があります。

  • 放電(使う):-10℃程度までは動くが、出力低下・電圧降下が起きやすい
  • 充電(充電する)0℃以下では多くの機種で充電が禁止されています

0℃以下で本体に対して充電するとリチウムが負極に析出し、内部短絡や発火のリスクが高まるためです。
機種側で保護がかかって充電できないだけなので故障ではありませんが、 「現地で充電しながら使う」運用は冬には成立しないと考えてください。

もう一つ、結露にも注意が必要です。
氷点下の車内や堤防から暖かい室内へ一気に持ち込むと、内部で結露が起きるおそれがあります
。 帰宅後はすぐ室内に持ち込まず、玄関などで温度に慣らしてからにしてください。

リン酸鉄リチウムを使う場合は、本体の寒さ対策と
本体に対して冬場は外で充電しないようにしましょう。


【比較表】2〜4万円のポータブル電源6機種

機種容量定格出力重量満充電サイクル
Jackery 240 New256Wh300W3.6kg60分4,000回
EcoFlow RIVER 3230Wh300W3.5kg60分3,000回
EcoFlow RIVER 3 Plus286Wh600W4.7kg60分3,000回
Anker Solix C300288Wh300W4.1kg約68分3,000回
BLUETTI AC2A204Wh300W3.6kg100分3,000回
Jackery 300 Plus288Wh300W3.75kg120分3,000回

※すべてリン酸鉄リチウム/シガーソケット出力あり ※価格は2026年8月時点の定価。セール時は大きく下がります


釣り用ポータブル電源おすすめ6選

① Jackery 240 New ─ 迷ったらこれ定番ポータブルバッテリー

容量256Wh
定格出力300W(瞬間最大600W)
重量3.6kg
サイズ231 × 153 × 168mm
満充電60分
サイクル4,000回(容量80%維持)
保証5年

この価格帯で最もバランスが良く、釣り用の第一候補です。

推せる理由はサイクル寿命4,000回
今回の6機種で最長です。
年に20回釣行して毎回使っても、単純計算で寿命が尽きる心配がありません。
釣りは「年に数回、久しぶりに引っ張り出す」使い方になりがちなので、劣化しにくさはかなり効果を実感できるポイントです。

60分で満充電できるのも実用的で、釣行前日の夜に充電を忘れても、朝に間に合います

サイズ231×153×168mmは、クーラーボックスの横に置いても邪魔にならない大きさなので釣り場でも荷物をまとめておくことができコンパクトな運用がしやすいです。

向いている人:夜釣りで照明とスマホをまかないたい人。長く使いたい人。


② EcoFlow RIVER 3 ─ とにかく安く・コスパを求めるポータブルバッテリー

容量230Wh
定格出力300W(瞬間最大600W)
重量3.5kg(最軽量)
サイズ255 × 212 × 113mm
満充電60分

6機種で最軽量の3.5kg。厚みが113mmと薄く、バッグに差し込みやすい形状なのが釣り向きです。

容量230Whは、照明+スマホ(約90Wh)なら2泊分。日帰りの夜釣りには十分すぎます。 逆に集魚灯を使うなら足りません。

向いている人:ランタンとスマホだけ。歩いて釣り場に入る人。予算を抑えたい人。


③ EcoFlow RIVER 3 Plus ─ 集魚灯を使うなら最低でもこの容量

容量286Wh
定格出力600W(瞬間最大1,200W)
重量4.7kg
サイズ234 × 232 × 146mm
満充電60分
サイクル3,000回
ポートAC×3/USB-A×2/USB-C×1/シガーソケット×1

この価格帯で唯一、定格600W出力
他の5機種は300Wです。
出力・容量を同じ価格帯で求めようとするならこれがおすすめ!

これが効くのは集魚灯・LED投光器を使う場合
消費電力の大きい機器や、複数機器の同時使用に余裕があります。
X-Boost機能で最大1,200Wまでの家電にも対応します。

ただし4.7kgは6機種で最重量。歩いて堤防・地磯などの釣り場に入るなら、この差は体感できます。

向いている人:集魚灯を使う人。車を横付けできる釣り場がメインの人。


④ Anker Solix C300 ─ ポートの数で選ぶ

容量288Wh
定格出力300W(瞬間最大600W)
重量4.1kg
サイズ約164 × 161 × 240mm
満充電約68分
ポートAC×3/USB-C×3/USB-A×1/シガーソケット×1
価格34,990円

USB-Cが3ポートあるのが特徴。今回の6機種で最多です。

釣りでは、ランタン・ヘッドライト・スマホがすべてUSB-C充電というケースが増えています。 AC経由の変換ロスを避けてUSB直挿しで充電できるため、実質的に取り出せる電力が多くなります

同行者と一緒に使うときにも、ポート数の余裕を持って利用できます。

向いている人:USB-C機器で揃えている人。複数人で釣行する人。


⑤ BLUETTI AC2A

容量204Wh
定格出力300W(瞬間最大600W)
重量3.6kg
満充電100分
価格29,800円

3万円を切る最安モデル。 容量204Whは6機種で最小ですが、 照明+スマホ(約90Wh)なら実効170Wh前後で一晩は問題なく足ります

満充電に100分かかるのは他機種より遅め。前日充電を習慣にできる人向けです。

向いている人:「まず試したい」人。予算3万円以内で確実に収めたい人。


⑥ Jackery 300 Plus ─ ソーラー併用・連泊向け

容量288Wh
定格出力300W(瞬間最大600W)
重量3.75kg
満充電120分
サイクル3,000回
保証5年
価格39,800円

288Whを3.75kgで実現しており、6機種で重量あたりの容量が最も優秀です(約77Wh/kg)。

満充電に120分と最も時間がかかりますが、ソーラーパネルとの組み合わせを前提にした設計。 遠征や連泊で「日中に太陽光で充電し、夜釣りで使う」運用をするならこれです。

向いている人:遠征・連泊する人。ソーラー併用を考えている人。

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ソーラーパネルとセットはこちら

釣種別・ポータブル電源の使いどころ

同じ「夜釣り」でも、狙う魚によって電源の必要度はまったく変わります。
釣りの種別によっては、ポータブルバッテリーが必要ないこともあります。

アジング・メバリング ─ 一番相性がいい

常夜灯周りをランガンするスタイルなら、必要な電気はランタンとヘッドライト、それにスマホだけ。 消費は一晩で100Wh前後に収まるので、230Whクラスでも余裕で足ります

むしろこの釣りで効くのは軽さです。

ポイントを移動しながら釣るので、 車に置いてベースキャンプ的に使うか、3.5kg前後の軽量モデルを選ぶかのどちらかになります。

タチウオ ─ 集魚灯を使うかどうかで分かれる

ワインドや引き釣りで集魚灯・LED投光器を使うなら、話が変わります
30W級を5時間使うだけで150Wh。照明とスマホの合計を足すと240Whに達し、 256Whクラスでは実効容量が足りません(変換ロス込みで実効210Wh前後のため)。

タチウオで集魚灯を使う前提なら、RIVER 3 Plus(286Wh・600W出力)以上を選んでください。

イカ(エギング・ヤリイカ) ─ 集魚灯の消費が読めない

イカ釣りの集魚灯は、製品によって消費電力の幅が非常に大きいのが厄介なところです。
 必ず手持ちの集魚灯のW数を確認してから容量を決めてください。

計算式はシンプルです。

必要Wh = 集魚灯のW数 × 使用時間 ÷ 0.85(変換ロス)

例:40Wの集魚灯を6時間 → 40 × 6 ÷ 0.85 = 約282Wh。 この時点で2〜4万円帯の上限に達します。

ワカサギ ─ 直結はできません(要注意)

ワカサギの電動リールは、6V運用の外部電源に対応したモデルが主流です。 ポータブル電源のシガーソケット出力は12Vなので、そのまま繋ぐことはできません

ポータブル電源の役割は、あくまで6V専用バッテリーやモバイルバッテリーを”充電する”側。 ドーム船で電動リールを直接動かす用途には使えないと考えてください。

磯・遠征 ─ 持てるかどうかがすべて

磯まで歩いて入るなら、電源を持っていくこと自体を再検討したほうがいいかもしれません。 ロッド・タックルボックス・クーラーに加えて4kgは、足場の悪い場所では現実的ではありません。

遠征で連泊するなら、車に大容量を置いてベース基地とし、 釣り座にはモバイルバッテリーだけを持っていくという分け方が実用的です。


こういう人は、ポータブルバッテリーを買う必要なし!

正直に書きます。全員に必要なものではありません。

あれば、役にたつことが多いので持っていると便利ですが、
安価なモデルとはいえ2万円を超えるので、
決して安いとはいえません。

だからこそ不要な方は買う必要性はありません。

堤防で数時間だけ/年に数回しか行かない

一晩通さず、22時頃には納竿するような釣行なら、ランタンとヘッドライトの内蔵バッテリーだけで足ります
不安ならモバイルバッテリー(1万円以下)で十分。
約3万円を出す理由がありません。

筆者はポータブルバッテリーを使うこともよくありますが、
磯など行く場合はポータブルバッテリーではなく大容量モバイルバッテリーを持っていくことがあります。

モバイルバッテリーならこれ!

ランタンとヘッドライトしか使わない

ランタンやヘッドライトは、内蔵バッテリーがあるためバッテリーの予備を持っていることや複数を持っていれば充電の必要がありません。

集魚灯などを使うのであれば、電源が必要になりますが
内蔵バッテリーを持っているものであれば、必須ではありません。

冬に電気毛布を使いたい人

この価格帯では絶対に足りません。
(電気毛布8時間で240〜440Wh) 中途半端に買うと結局買い直すことになるので、最初から700Wh以上を検討してください。

あくまでも、この価格帯のモデルは
スマホ用のモバイルバッテリーの大容量モデル程度の立ち位置にあると考えておくと失敗しづらい運用ができます。


海でポータブルバッテリーを使うときの注意点

塩害対策は「置き場所」で8割決まる

  • 地面に直置きしない。クーラーボックスの上、タックルボックスの上に置く
  • 波しぶきの方向を確認し、背を向けて置く
  • 移動中は必ずドライバッグか防水ケースに入れる
  • 釣行後は乾いた布で拭き、ポート部分を開けて乾かす

濡らしたら、すぐに使わない(ショート対策)

一度濡れた場合、電源を入れる前に完全に乾かしてください
内部に水が残った状態で通電すると、ショートや感電のリスクがあります。

釣り場では波を被ったり、雨に振られたり
濡れてしまう可能性があるので、濡らしてしまった際には注意しましょう。

冬は結露に注意

氷点下の環境から暖かい室内へ一気に持ち込むと、内部で結露が発生します。
 帰宅後は玄関などで30分〜1時間かけて温度に慣らしてから室内へ。

夏場などは特に気にする必要がありませんが、冬場は気をつけましょう。

車に積みっぱなしにしない ← 釣り人が一番やりがち

タックルを車に積みっぱなしにしている人は多いと思います。
ポータブルバッテリーだけは絶対に真似しないでください。

夏の車内温度は、想像よりはるかに危険です。

状況車内温度
外気35℃・エンジン停止から30分約45℃
同・数時間後50℃超
ダッシュボード付近70℃以上

一方、メーカーが定める推奨保管温度はおおむね-10℃〜40℃
夏の車内は完全に範囲外です。

劣化の度合いも数字で出ています。
400日間の放置で、40℃なら約6%、60℃では20%以上容量が失われるというデータがあります。
3万円の機器の2割が消えると考えれば、軽視できません。

しかも危険なのは真夏だけではありません。
 外気23.3℃の日に、車内が48.7℃まで上昇した事例が報告されています。
春や秋でも十分に危険域です。

釣行が終わったら、その日のうちに家に持ち帰って室内保管してください。
 直射日光が当たらず、温度の安定した場所(風通しのいい棚の中など)が理想です。

また暑い環境に放置すると、本体の発熱により火災につながる可能性があります。
参照 東京消防庁公式HP


往復の車で充電するという運用方法

釣り場への行き帰りをポータブルバッテリーの充電時間として使う、という手があります。

シガーソケットに対応ケーブルを繋ぎ、エンジンをかけた状態で走行すれば移動中に充電できます。 往復2〜3時間の釣行なら、この価格帯(200〜290Wh)は現地に着く頃にはかなり回復している
算です。

ただし2つ注意があります。

① 充電速度は遅い シガーソケット経由の出力は120W前後が上限
ACコンセントの60分充電と比べると、明らかに時間がかかります。
「移動中に満タンにする」というより、「帰り道に少し戻しておく」くらいの感覚が実態に近いです。

② エンジン停止中の充電はバッテリー上がりを招く これが最も重要です。
エンジンを切った状態でシガーソケットから充電すると、車のバッテリーを直接消費します。

釣り場の駐車場で「車中泊しながら充電しておこう」とすると、朝エンジンがかからなくなります
夜釣りは人気のない場所に停めることが多く、そこでのバッテリー上がりは深刻です。

充電するのは必ずエンジンをかけて走行中だけ。 
これは徹底してください。


ポータブルバッテリーは釣り以外でも使える

ポータブルバッテリーは、釣りに行かない日は防災備蓄として機能します。

この価格帯(200〜290Wh)が停電時にできることは、具体的にはこの程度です。

用途目安
スマホの充電13〜15回程度
LED照明数十時間
ノートPC2〜4回のフル充電
Wi-Fiルーター数十時間

冷蔵庫やエアコンを動かすには足りませんが、「情報と灯りを確保する」という一点では十分な性能です。
家族4人が数日間スマホを使い続けられる、と考えるとイメージしやすいと思います。

しかもリン酸鉄リチウムは3,000〜4,000サイクルの長寿命
年に数回しか釣りに行かなくても、残りの日は防災用として置いておけるため、無駄になりません。

「釣り用に3万円」と考えると高く感じますが、
「防災用を買うついでに釣りでも使える」
と考えると、判断が変わる人は多いはずです。

ただし防災用として置いておく場合、満充電のまま放置しないでください。 リチウムイオン電池は満充電状態での長期保管が最も劣化します。 50〜80%程度の残量で保管し、3ヶ月に一度使って充電し直すのが適切な運用です。

最近では、大雨などにより浸水被害や台風・地震など
天変地異による被災がどこでも誰にでも起こる可能性が上がりました。

だからこそ、防災対策の一環としても推奨されることが増えているポータブルバッテリーを備えましょう。


ポータブルバッテリーを安く買うタイミング

ポータブル電源はセール時の値引き幅が非常に大きいジャンルです。定価で買う必要はありません。

時期イベント
7月Amazonプライムデー
11月ブラックフライデー(最も値引きが大きい傾向)
12〜1月年末年始セール
3月新生活セール

急ぎでなければ、次のセールまで待つだけで数千円〜1万円変わります

他にも、楽天のSPUやブラックフライデーなど
安く・ポイント高還元のセールなどがあるのでそちらに備えるのもおすすめ!


ポータブルバッテリーについてよくある質問

Q
モバイルバッテリーではダメですか?
A

 ランタンとスマホの充電だけなら、モバイルバッテリー(10,000〜20,000mAh)で足ります。 ポータブル電源が必要になるのは、AC100V機器を使うか、集魚灯など消費の大きい機器を使う場合です。

Q
雨の日は使えますか?
A

この価格帯に防水性能を持つモデルはありません。タープや車内など、雨の当たらない場所で使ってください。 移動中はドライバッグ必須です。

Q
電動リールは動かせますか?
A

シガーソケット出力(DC12V)があれば動く組み合わせもありますが、 電動リールには専用のリチウムバッテリーの方が適しています(電圧が14.8Vで、より力強く巻ける)。 この記事の6機種は、あくまで照明・スマホ・小型機器向けとお考えください。

Q
飛行機で釣り遠征に持っていけますか?
A

機内には持ち込めません。 航空機に持ち込めるリチウムイオン電池は160Wh以下で、 この記事の6機種はすべて200Wh超です。受託手荷物でも預けられません。

Q
何年くらい使えますか?
A

リン酸鉄リチウムで3,000〜4,000サイクル。年20回使っても計算上は十分すぎる寿命です。 ただし満充電・完全放電のまま長期保管すると劣化が進みます。オフシーズンは50〜80%程度で保管してください。


釣り用ポータブルバッテリーのまとめ

夜釣りで照明とスマホだけなら、2〜4万円のエントリークラスで完全に足ります。

状況おすすめ
迷ったらJackery 240 New(バランス最良・寿命4,000回)
安く始めたいEcoFlow RIVER 3(最軽量3.5kg・30,900円)
集魚灯を使うEcoFlow RIVER 3 Plus(唯一の600W出力)
USB-C機器が多いAnker Solix C300(USB-C×3)
3万円以内BLUETTI AC2A(29,800円)
遠征・ソーラー併用Jackery 300 Plus

選ぶときに見るべき順番は、重さ →(集魚灯を使うなら)出力 → 容量。 そして防水性能は「ない」前提で、ドライバッグと置き場所で守ってください。

冬に電気毛布を使いたい人だけは、この価格帯では足りません。最初から700Wh以上を検討してください。

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